それは今年のGWの火水木の3連休中、水曜日に言われた。
今後の人生で二度と忘れることのない5月4日。
その日は彼女が午前中に僕の家に来る予定で、翌日の休みと合わせて
2日間、映画鑑賞をする自宅デートの予定だった。
僕は土日休みで彼女は平日休みだから、あまり頻繁に会えない。
今回のような家デートは月に1回程だからものすごく楽しみにしていた。
昼過ぎに彼女が来た。ちょうど午後のロードショーの「グリーンブック」が放送されていたので、
2人でお昼ご飯を食べながら鑑賞していた。
いつもより素っ気ない彼女の様子が少し気になりながらも、
鑑賞中は2人で冗談を言い合ったり、映画の内容に笑ったりして楽しかった。
やっぱり彼女といる時間は楽しい!この時間をあと1日半味わえるなんて最高だ!!
この時はそう思っていた。
見終わった後、次は何を見ようかと考えていた所、彼女から一言。
「大事な話があるから落ち着いたタイミングでちょっと時間頂戴。」
僕は「え~何々~w」とか言っていつものノリで返していた。だが内心では、
(ええーーーーーーーーーーーー!??????このタイミングで!?、
怖い、めっちゃ怖いいいい・・・。)
と思っていた。
とりあえずトイレに行って落ち着いた。
この場合は大体別れを告げられるのが相場だ。
実際僕のトイレの中で、(やっぱり別れ話かな・・・)と考えていた。
だがまだ聞いてみないことには分からない。同棲する約束もしていたので、
「やっぱり同棲できない・・・」かもしれない。(それはそれで悲しいが。)
トイレで出すものを出して、覚悟を決めて彼女のもとに向かう。
彼女と対面に座って口を開く。
「大事な話って何?」
「単刀直入に言うね。別れてほしい。」
(やっぱりか・・・まあそうだろうな・・・。)
彼女が別れたい理由を聞く。
価値観が合わない等のことを言われた。
別れを告げられたショックが大きく、少し放心状態になりながらも彼女の話をその後も聞いた。
「付き合った最初の頃は楽しかった」
「だんだん付き合っているうちに話が合わないと感じるようになってきた。」
さっきまで普通に映画を見ていたからか、余計にキツかった。
「今まで置いていた荷物を持って帰る」と言われ、僕の家に置いていた彼女の荷物を回収し始めた。
別れ際に僕から「不満な所は直すから今まで通り続けられないか」と伝えたが、断られてしまう。
全ての荷物を回収し、僕にお礼を言った後、彼女は帰ってしまった。
彼女の話を聞いている間は冷静だったが1人になった途端、悲しみが一気に込み上げてくる。
現実感がなく布団に潜り、何が起こったか整理する。
振られた・・・。毎日していたLINEももう出来ない・・・。もう会えない・・・。
半年しか付き合っていなかったが、初めての彼女で僕は別れる時も大好きだった。
もう彼女からLINEは来ない。彼女のLINEがトーク履歴の上に来ることは無い。
そう考えただけで涙が出てくる。
用意していた、ジュースやスナック菓子、ケーキが虚しく感じる。
急に空いた明日の予定。とりあえず今はものすごく憂鬱で何もやる気がおこらない。
だがこのまま1人でいるのはまずい。
とりあえず明日は急遽友達を呼んで1人の時間を作らないようにした。
その日の夜は全然眠れなかった。
ほんの1年前までは彼女が居なくても平気だったが、
一度彼女ができて別れると、ものすごく悲しいものだ。
生まれて初めての感覚だ。これが恋というものか。
失恋を重ねた数だけ強くなれるというが少し分かった気がする。
だがこんな思いをしてまで強くなりたくないと思った。
この記事を書いているのは振られた数日後でまだ落ち込んでいる。
だが仕事も始まるしいつまでもこのままだとダメだ。
自分のやるべきことをやらなければ。
そして彼女に最後に言われた自分の改善点をこれから直していきたい。
いつか彼女と会った時にデカい人間になって必ず見返して見せる!
このブログがその取っ掛かりになるかもしれない。
その時はこのブログを彼女に教えて、会話に花を咲かせようと思う。
以上、今までで一番衝撃的なGWでした。
おしまい